● 遠近両用レンズのいろいろ ●
遠近両用レンズは累進レンズとも呼ばれ、1枚のレンズに複数の 度数が入ったレンズです。累進レンズは大まかに分けて3種類あり 使う環境や用途に合わせてレンズを選択していただくのがベストです。
それぞれのレンズの特徴は見える距離と視野の広さの違いです。 遠くまで見えるレンズほど視野が少し狭く、近くを重点的に見る レンズほど視野(見える幅)が広くなります。一般的には視野が 広いほうが揺れ、歪みが感じにくくなります。
● 遠近両用レンズ ●
日常生活やお出かけのときなど幅広く使っていただけるレンズです。 お買い物で値段を見たり、携帯電話を見たりなどに非常に便利 です。中近レンズや近近レンズに比べますと少し揺れ、歪みを 感じやすいレンズです。
● 中近両用レンズ ●
主に室内で使っていただくレンズ。料理をしたりテレビを見ながら 新聞を見たり、教室や、会議などで黒板を見ながら資料を見たり するのに便利です。遠近に比べて遠くは少し見にくくなりますが 視野(見える幅)が広くなるので揺れ、歪みが感じにくくなります。
● 近近レンズ ●
主にデスクワークなどで使っていただくレンズ。パソコン用とも 言われていて、パソコンの画面からキーボードまでの距離 (およそ30cm〜60cm)をカバーしてくれるレンズ。 普通の手元用レンズだと30cmに焦点を合わすと 厳密には30cmしか見えませんが、近近レンズだと テーブルに新聞を広げたぐらいの範囲まで見ることが できます。